落ちこぼれ会計人の Music Diary
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ドヴォルザーク 弦楽四重奏のための「糸杉」 B.152
昨日ドヴォルザークの弦楽セレナーデを聴いていたら、無性に聴きたくなってしまったのがこの弦楽四重奏曲「糸杉」です。  普段は KiKi は Brilliant の Box で聴くことが多いんだけど(と言うのも、Box の方が出し入れしやすいので棚の手前に置いてあるんです。)、今日は先日(2週間前ぐらい前だったかな?)購入したきり未聴のまま棚の脇に積まれていたこの CD を聴いてみることにしました。

ドヴォルザーク 弦楽四重奏のための「糸杉」 B.152 &
ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲第14番 Op. 105 B.193
CAMERATA CMCD-15054 演奏:ウィーン弦楽四重奏団 録音:1994年6月

Dvorak_SQ_Itosugi.gif


KiKi はね~、本音を言っちゃうと弦の音色をふくよかに鳴らす最高峰の楽団は何のかんの言ってもやっぱり VPO だと思っていて、その VPO のメンバーで結成されているウィーン SQ の演奏は大好き♪  「これぞ、アンサンブル!!」っていう感じ!!  そのウィーン SQ が演奏したこれまた大好きなドヴォルザークの「糸杉」ということで、半ば夢遊病状態に陥ってふらふら~っと購入してしまったのがこの CD でした。  その割にはほっぽらかしだったんだけど・・・ ^^;


因みにいつも KiKi が聴いている Brilliant 盤はこちら(↓)です。  個人的にはこの演奏もと~っても気に入っています   どこか田舎くさい、土着的なドヴォルザークの雰囲気を大切にしたとっても節度のある演奏だと思います。  激安の Brilliant (CD が10枚も入っている Box セットで4,000円しなかった記憶が・・・・)なだけに、こんな値段でこの音楽を楽しませてもらってよかったんだろうか・・・と思っちゃうぐらい ^^;

Dvorak_SQ.jpg


ドヴォルザークの室内楽曲と言えば圧倒的に人気があるのは弦楽四重奏曲第12番の「アメリカ」とピアノ三重奏曲の「ドゥムキー」じゃないかと思うんだけど、KiKi が生まれて初めて聴いた彼の室内楽曲はそのどちらでもなくて実はこの「糸杉」だったんですよね。  その時からこの曲は大好きで、この曲に秘められた(?)ちょっとした彼のロマンスに思いを馳せたりしながら折に触れて聴いています。

ドヴォルザーク24歳の頃、彼はピアノの弟子のヨゼファ・チェルマークに片思いをしてしまいます。  (因みに彼の奥さんは彼女の妹だったりする ^^;)  で、素直に告白できないドヴォルザークはその想いをこめて18曲からなる歌曲集「糸杉」を書いた・・・・ことになっています。  その後、その中から12曲を選び、弦楽四重奏用の編曲したのが、この弦楽四重奏のための「糸杉」です。  元が歌曲なので12曲1つ1つにちゃんとタイトルがついています。  このタイトルは当然のことながら元歌のタイトルでいわゆる俗称じゃありません。  でね、そのタイトルを見ると、彼にとってどれだけこの恋が大事だったのかがすご~くよくわかるような気がするんですよね~。  (まあプラトニック・ラブというのはえてしてそんなもの・・・・かもしれません。笑)  ちなみに12曲のタイトルを拾っておくと。。。

 1.あなたに寄せる私の愛は
 2.死は多くの人々の胸に
 3.優しい瞳が注がれるとき
 4.その愛は、私達を幸せに導かないだろう
   (初恋は実らないもの・・・・)
 5.本に挿んだ古い手紙
   (クラシカルな恋愛の定番? 笑)
 6.おお、私の輝くバラよ
 7.私はあの家の周りを忍び歩く
   (↑ 君はストーカーか?? ^^;)
 8.私は深い森の空地に立ち
 9.おお、ただ一人のいとしい人
10.そこに岩があった
11.自然はまどろみと夢の中に
12.お前は、なぜ私の歌が激しいのか尋ねる

っていう感じ。

この標題と各曲の曲想は必ずしも一致しなかったりもするんだけど(笑)、全体を通じて元が「歌」なだけにとっても甘美なメロディーで耳障りがすご~くいい!!  KiKi は BGM として音楽を流す場合は室内楽が圧倒的に多いんだけど、その中でもこの曲は使用頻度がかなり高い音楽です。  すご~く上質なサロン音楽といった風情の音楽で、ウィーンSQ のふくよかな音がとってもよく似合う♪  又、ウィーンSQ の特徴の1つだと思うんだけど、各パーツパーツが目いっぱい歌っているんですよね~。  もっとも KiKi の耳には Brilliant 盤の「糸杉」がちょっとこびりつき気味なので、「何だかすご~く洗練されたちょっと都会的な糸杉だなぁ・・・」という感想もなきにしもあらず・・・・ですが ^^;(← あ、これ批判ではありませんから、念のため。)  この演奏でのフレージングを聞いていると、楽器が歌を歌うためにあたかも呼吸をしているかのようで、息づかいのようなものが感じられます。

続く弦楽四重奏曲第14番は、KiKi 個人としては「アメリカ」よりも好きな作品です。  ところどころにベートーヴェンの弦四を彷彿とさせるような曲調が表れます。  とっても「クラシカルなカルテット」という感じの音楽で、弦四はベートーヴェンの弦四全集から入った KiKi には何ていうか「安心感」のようなものをもたらしてくれる音楽です。
  
KiKi は昔から思っているのですが、日本の住宅事情に1番マッチするのは弦四じゃないかと・・・・。  管弦楽曲はボリュームをある程度絞りながらじゃないと、隣近所のことがちょっと気になっちゃうことってありませんか?  特に何日か前に聴いた「ハルサイ」なんかはガンガン鳴らさないとあの曲の本当の素晴らしさはよくわからないのに、ボリュームを上げるのにはちょっと抵抗がある・・・・(笑)。  KiKi はあのエントリーでも書いたけれど、生のストラヴィンスキーを聴いて初めて感動することができて、その頃には自宅に防音室があったので(音楽鑑賞にはおよそ不向きな狭さだし、ピアノの椅子に腰掛けるかわずかな空きスペースの床にジベタリアン状態でしかそこにいられない状態だけど) CD で聴いても「う~ん、なるほど~♪」と感動することができるようになったような気がするんですよね。  そこへ行くと弦四ってもうちょっとゆったりとした気分でリビングで聴ける音楽っていう感じがするんですよね~。

あ、話がずれちゃった ^^;  いずれにしろ、この音楽、余計な贅肉をすべてそぎ落としたとってもピュア度の高いカルテットっていう感じの音楽で、KiKi は大好きです♪  もっとも音楽に血が騒ぐような強~い刺激を求めるタイプの方には、睡眠剤になっちゃう音楽かもしれないけれど・・・・ ^^;

P.S.
これは余談なんだけど、ず~っと昔、KiKi が所属していたクラシック音楽関係のサークルでドヴォルザークの話題が出た時にとあるメンバーさんが紹介してくれたこんなドヴォルザークさんをご紹介♪  こちらです。  

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