落ちこぼれ会計人の Music Diary
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シベリウス 交響詩「フィンランディア」 Op. 26
もわ~っとした暑苦しい日が続いていますねぇ。  KiKi はこういう気候になってくると無性にシベリウスが聴きたくなるんですよね。  でも、そんなことを考えながら定期巡回先のブログをウロウロしていたらこちらでもこちらでもさらにはこちらでもシベリウスの音楽のエントリーが・・・・ ^^;  ふぇ~ん!!  み~んなに先を越されちゃったよぉ~ 輦  (← って別に競争しているわけじゃないんだけど・・・・ ^^;)  でもね、な~んとなく文才のない KiKi としては皆さんと同じ曲のエントリーを同じ日に書く勇気はなかったりするんですよぉ・・・・。  でも「懐かしの音楽の時間シリーズ」で、衝動買いCDを聴いている間にはシベリウスにイヤでも触れなくちゃいけないのです。  てなわけで、今日の KiKi の1曲はかっこいいシベリウスの交響曲やVコンではなく、こちらです。

シベリウス 交響詩「フィンランディア」 Op. 26
PHILIPS UCCP-7098 演奏:デイヴィス指揮 & ボストン交響楽団 録音:1976年4月

SBest_Sibelius.jpg



これまた懐かしい音楽ですよね~。  学校の音楽の時間にこの曲を聴いて感想文を書かなくちゃいけなかったんだけど、どうにもこうにも、何を書いたらいいのかよくわからなかったことを思い出します。  ってことはつまり、今もこの曲の感想文をちゃんと書ける自信はないんですけどね(笑)。  

そもそもこの曲を初めて聴いた頃、KiKi はフィンランドという国がどういう国なのかさっぱりわかっていませんでした。  (まぁ、今もちゃんとわかっているとは言えないけれど・・・・。)  そのうえ平和ボケ日本の小学生(中学生?)として生活していて、社会全体が今ほどはモノに溢れていなかったものの、飢えとも閉塞感とも無縁だったから KiKi には圧政に苦しむ人たちの心情な~んていうのは正直、まったくわかっていませんでした。  せいぜいが「同情」にちょっと毛がはえたぐらいの感慨しか持っていなかったと思うのですよ。  で、音楽の教科書には「国民主義運動の台頭」とか「他民族支配に苦しんできた民族の心の叫び」とか「愛国的」とか書いてあるんだけど、正直なところそれはよくわからなかった・・・・ ^^;  だって「国民主義の何たるか」「愛国心の何たるか」がわかっていないんだもの・・・・ ^^;

ただ、重苦しい導入部とそれに続くまるで何かに立ち向かうかのような力強い音楽、そしてさらには美しいコラール風の主題に、体の奥底から何か熱いものが沸々とみなぎってくることは感じたんですけどね。  何て言ったらいいんだろ、熱いだけじゃなくてものすごく前向きな気分で「生命力」みたいなもの・・・・。  力強いし闘争的ではあるんだけど戦闘的というのとはちょっと違う・・・・。  で、よくはわからないんだけどこの「闘争的ではあっても戦闘的ではない、力強い生命力」みたいなものが「圧政に抵抗する愛国心」なのかなぁ・・・・と、まあ無理矢理納得したというか・・・・。

いずれにしろ、当時の KiKi にとって1番身近だったのは古典派の「ピアノ・ソナタ」の音楽だったのですが、そういう音楽とはかなり毛色の異なる、どちらかというと「ロマン派」的な人間の感情に訴える部分が多い音楽で、でもロマン派ほどプライベートな感じがしない音楽。  ベートーヴェンの「第9」に通じるところがあるもっと普遍的なテーマを扱っている雄大で熱情的な音楽・・・・というのが当時の KiKi の精一杯の感想でした。

この曲を初めて聴いた日からだいぶ経ってから、19世紀末のフィンランドが大国ロシアにより自治権を取り上げられていたことや、そんな中で祖国を愛する人々がフィンランドの歴史を描いた演劇「いにしえからの情景」を上演しようとして、その劇の付随音楽をシベリウスに委嘱したこと。  この上演が大人気を博し、特に感動を呼ぶ終曲が好評だったこと。  その曲が1900年のパリ万博で独立した交響詩として初演され、欧州各地で拍手喝采、受け入れられたこと。  それを耳にしたロシア帝国の迫害、弾圧強化の中でこの曲がどんどん「フィンランド独立運動のテーマ・ソング化」していったこと。  さらにはこの曲の中間部にある美しい旋律に、いつの間にか歌詞が付き、「フィンランディア(フィンランド賛歌)」として合い言葉のように歌われるようになったこと。  そして第一次大戦、ロシア革命を経てフィンランドの独立宣言・・・・な~んていうことを知ってようやく「なるほど、国民主義の台頭だよ・・・・。」と腑に落ちたんですよね~。

そうそう、その知識を得たときについでにトリビア的に知ったのが、「フィンランドという国はかなりの親日国家」・・・・という風聞です。  曰く、大国ロシアに蹂躙されていたフィンランドの人々にとって、日露戦争で東郷平八郎がバルチック艦隊を撃破したことは拍手喝采な出来事であり、この日露戦争での敗北がロシア革命を加速したともいえるわけで、そのロシア革命があって独立を果たした国家としては「がんばれ!ニッポン♪  ニッポン、チャチャチャ♪」だった・・・・な~んていうまことしやかなお話があったのですよ。  で、この話にはその証左(?)としてこ~んなおまけまでついていたのです。  

「フィンランドではトーゴービールなるものが売られている。」

これを初めて聞いたときは「へぇ!!」と思った KiKi なのですが、最近ではそれに対する反論がネットのあちこちで見られるようになりました。  (こちら とか こちら)  ま、これらのエントリーを読むと「ロシアの弾圧って本当にあったの??  そんなに酷かったの??」と思わずにはいられない部分もでてきたりしちゃって、「何が歴史上の真実なのか??」はどんどんよくわからなくなっていってしまうんですけどね。  弾圧っていうのは虐めと似ている部分があって、被害者側の感覚と加害者側の感覚の違い・・・・みたいなものもあるしなぁ・・・・。  (あ、別に KiKi は弾圧容認主義ではありませんが)  近い例では日韓の関係にもそういう側面がないとは言いきれないし・・・・。  それに疑い出せばきりがないのですよ。  何せ KiKi が世界史を学校で学んでいた頃は東西の対立軸がくっきりはっきりしていた時代で、日本が属する西側社会の仮想敵はロシア(って言うかソ連)だったからなぁ・・・・。  ま、要するに相変わらず KiKi はフィンランド史のみならず世界史を本当の意味でちゃんと理解はできていないのですよ。  でもね、この曲が「フィンランド独立運動のテーマ・ソングだった」ということだけは確かみたいです ^^;


追記:
このエントリーは2006年7月14日、ダンベルドアさんのブログの関連記事に TB させていただきました。


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